モンキーピークという漫画、一時期広告でやたらプッシュされてたので聞いたことある人も多いのではないのだろうか。
僕も広告で何度も出てくるからとうとう気になって読んでしまった。
結論から言うとこの漫画、ただの彼岸島である。
みんな、丸太は持ったか!?
モンキーピークとは?つまらないかどうかは楽しみ方次第(ネタバレあり)
製薬会社の人たちがみんなで登山をするのだが、道中で訳もわからず突如として襲い掛かる「猿!猿!!猿!!!」
圧倒的猿の猛攻になす術もなく、一人また一人とやられていく・・・
みんなで協力しながら下山を試みるのかと思えばそうでもないし、猿を撃退するのかと思えばそうでもない。
なんだか色々中途半端なまま展開するストーリー。
なぜか緊張感に欠けるモンキーピーク
なぜだか緊張感に欠けるこの漫画。
この感じ何かに似てる・・・そう・・・
『彼岸島』である。
雰囲気が彼岸島に似ている。
ホラーミステリーとカテゴライズされているが、ホラー要素がまるでない。
要所で猿が現れるのだが、緊張感がまるでない。
原因の一つは、たぶん猿の顔だと思う。
あのどことなくニヤついているような猿の顔がよくない。
ミステリー感もまるでない。
どれくらいないかと言うと、彼岸島を想像していただければお分かりいただけるだろう・・・
製薬会社の人たちの強靭すぎる肉体
この漫画はとにかくこれに尽きる。
「みんな!丸太は持ったか!?」
それほどの強靭な肉体を持っている。
いくつか例を挙げてみる。
スーツに革靴で登山してる宮田
これはヤバイ、嘘喰いでいうところの賭郎並の身体能力だ。
そんな格好で登れるのはどんな頑張っても精々高尾山くらいだと思う。
足の指切断したのにその後何事もなかったかのように動き回る奴
これもヤバイ、「あれ?お前足の指のこと忘れた?」って誰も突っ込まないのかが不思議。
経緯としては、同じ会社の人間に拷問されてちょん切られたのだが・・・
いや、待て待て待て!唐突な拷問なに!?って疑問が芽生えた人はぜひ本作を手に取ってほしい。
僕もなぜ拷問が行われているのかよく理解できなかった。
そもそもただの製薬会社の人間がちょっと猿に追い詰められたくらいでこんなに残虐になれるだろうか。
違和感しかない。
可哀想な安斎
学生時代はアメフト部でならした屈強な男、だんだんと狂気じみた行動をとるようになっていき仲間内でも孤立していくことに。
でも、よーく読み返すと周りが甘ちゃんなだけで安斎のやってることは過剰かもしれないがあながち間違ってないことも。
戦時中なら英雄だが平和な時代には必要とされない、そんな感じの雰囲気がある可愛そうなキャラが安斎である。
山で裸足で一夜を過ごす
いや、これは絶対無理。
僕は以前9月中旬にキャンプした時、普通のキャンプ場だけど夜は焚火ないと結構寒かった。
4月にキャンプした時はヒートテック着てても極寒だった。
裸足で山で一夜過ごすなんて絶対無理。
しかもこのキャラ、裸足で崖みたいなところ登り降りしてたしw
崖で一夜を過ごす
もはや笑うしかない。
みんなで崖登ってる最中に日が暮れたから、やむなく崖の途中のちょっとだけ広いところでみんなで立ったまま一夜を過ごす。
なんだこいつら、無敵か?
猿から逃げる必要ないだろ。
そしてここでも一つツッコミ要素がある。
そう、彼らは当たり前のように崖を登っている。
飲まず食わずで普通に山登りするみんな
つまるところこいつら化物である。
ケトン体でも流石にこんなに燃費はよくない。
7日間もほぼ飲まず食わずでいたら、例え死なずとも間違いなく衰弱して動けるはずがない。
それなのにこいつらときたら、普通に山登りして挙句仲間割れする元気まであるのだ。
そもそもみんな軽装備すぎる
そもそもおかしい。
作中出てくる山は一般人では登ってはいけないくらい過酷な山のようだけど、みんな軽装備すぎる。
感想:でもついつい読んでしまう、それがモンキーピーク
どこが面白いのかと言われると一つも答えられないんだけど、ついつい読んでしまう。
なぜ猿がいたのかも、どうやって猿と共闘を持ちかけたのかも全く分からずなんだかよく分からないまま終わったんだけど、ついつい読んでしまう。
正直読み終わった後、「この漫画は何が目的で何がしたかったんだ?」との疑問が浮かぶんだけど、ついつい読んでしまう。
そんな漫画「モンキーピーク」。
オススメです。
それでは、引き続き素敵な漫画ライフを満喫してください!
んでまず!
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